第10章 「 人生と経営と未来のデザイン ー機能・かたち・コストー 」
世界文法ー21世紀を創る統合力と3次元文法ー |
●300年構想や、100年構想の長さで、人生や経営や未来を、デザインする時に、 機能・かたち・コストの3視点で、シンプルに考える事は、とても、大切な事です。 この20年の間に海外の16ヶ国を、夫婦で、自費で世界を観光旅行した感想です。 ●かたちは全て違います。・・・ 世界の、家・建物・道路・橋・鉄道・車・道具・遺跡・植物・動物・風景・気候・等。 世界には、おなじ物はありません。人間にも同じものはありません。衣・食・住・遊・ 健康・知識・安全・美的生活・財産・事業・長寿の人生・趣味も全て形は違うのです。 ●機能は同じ。・・・ 世界中の人の動作から、起きる・食べる・働く・動く・飲む・話す・愛する・寝る等。 電気製品や自動車まで、機能は同じで万国共通です。人間の遺伝子の進化を促進する インフラ・家族・会社・都市・自治体・県・国家・国際間の長期的な設計が大切です。 ●コストは全てちがいます。・・・ 人間の働きに対して支払われる費用が、コストです。国別・地域別・年齢別・能力別・ 性別・その国の通貨の力によって、常に変わります。コストは、エネルギーの再生産 に必要です。エネルギーの指標でもあります。コストは、先払い費用です。利益とは 組織の運営維持費としての後払い費用でもあります。利益はコストに必ず循環します。 イニシヤルコストやランニングコスト等の12種類のコストの設計と、利益の設計と 循環の設計こそが、21世紀の人生と経営と未来の設計には、一番、大切な視点です。 ●大プロジェクトを企画デザインする時には、まず、大きな目標と未来意志を決めて、 人間の基本的な行動を、動詞で、表現して、体系的に整理します。一連の連鎖行動を イメージして、より便利に、快適に環状に企画します。かたちは、美しく、シンプル で、セクシーで、快感を与える形が素敵です。最後に、機能に適合した、コスト最少 で、快適なかたちを選びます。あるいは、投資エネルギー最少で利益最大をもたらす かたちを選びます。コストの資金については、税金だけでなく、世界的な民間資金を 活用したPFIや、定期借地権や、レンタルや、リースという、近代的な手法も考慮 するのが大切です。ポイントは、所有権よりも、活用権を、最大限に活かして、世界 資金を循環させることです。近未来の人生も、未来の日本も、さらに、豊かな構想で すすめたいものですね。美しい近未来の「かたち」からイメージして、理論と手法を 考えるのもいいですね。機能を表現する動詞の分析と、設計が、人生で一番大切です。
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