第11章 「 21世紀の問題解決の基本 」
世界文法ー21世紀を創る統合力と3次元文法ー |
●21世紀において、進化する文明を構築する基本のソフトは3つあります。第一に 機能の分析と機能設計。第二にコスト工学。第三に創造性工学(アイデア発想)です。 日本が、全世界で経営指導・技術改善・商品開発・問題解決を支援する時に必要です。 ●私達が、日常の生活で、問題点に出会う時に、まず、口にするのは「給料が少ない」 とか、「ロスが多い」などの、名詞+形容詞です。この名詞+形容詞を全て書き出して、 結果と原因との関係で整理すると、問題点の系統図を、作ることができます。結果と 原因を反転すると、目的と手段の関係になります。ここから、機能系統図を作れます。 すなわち、名詞+形容詞から、名詞+動詞へ変換するだけで、問題点から解決法が出て くるのです。想像力を豊かにして、言語を抽象レベルから具体策まで広げることです。 ●問題点(名詞+形容詞)から、具体的な解決策を、機能で、表現(名詞+動詞)する。 ●運搬回数が多い ●運搬回数を減らす ●変則的流れが多い ●変則的流れをなくす ●特殊品が多い ●特殊品をなくす ●運搬距離が長い ●運搬距離を短くする ●配置が悪い ●レイアウトを改良する ●1階と2階に分かれている ●フロアーを共通化する ●ラインがつながっていない ●ラインをつなぐ ●場所がせまい ●場所を広くする ●ラインが入り乱れている ●ラインをスムーズにする ●積み替えが多い ●積み替えをなくす ●運搬装置がよくない ●運搬装置を改良する ●コンベアが短い ●コンベアの長さを適正にする ●コンベアが不連続である ●コンベアを連続させる ●運搬装置がない ●運搬装置をそろえる ●手持ちが多い ●手持ちをなくす ●手直しが多い ●手直しをなくす ●ネックが多い ●ネックをなくす ●工程管理が悪い ●工程管理をよくする ●人数がそろわない ●人数をそろえる ●人数チエックが多い ●人数チェックをなくす ●受け渡しがあいまい ●受け渡しを明確にする ●場所が決まらない ●場所を決める ●場所がバラバラ ●場所を一定にする ●運搬ロスが多い ●運搬効率を上げる ●給料が安い ●給料を上げる ●残業が多い ●残業を少なくする ●クレームが多い ●クレームをゼロにする
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