第17章 「 問題解決する力 ーことばの立体地図ー 」
世界文法ー21世紀を創る統合力と3次元文法ー |
●原点から、拡大し膨張する円錐台の形こそ、人類が話す言語のベクトルの基本です。 時間軸の未来にはDO動詞が位置づき、空間軸の方向には、BE動詞が位置づきます。 円錐台の底面の、円の中心には、目的語Oー1を、この円錐台の底面と、円錐頂点の 半分の位置の中心には、目的語のOー2を、置きます。主語は、円錐台の頂点に置き、 そこを、時間軸・空間軸・人間軸の3軸が、交差する原点とします。円錐台の、円の 両側と、下部には、補語Cを配します。右側Cに名詞を、左側Cに形容詞を配します。 円の頂上点には、修飾語句Mを、下部には補語Cの原型動詞・現在分詞・過去分詞を 配します。原点の、空間軸の右には、補語Cの名詞を、左には、補語Cの、形容詞を 配します。主語・補語・目的語・修飾語句の、それぞれを結ぶ基軸の動線は動詞です。 これが、「ことばのベクトル」の基本の構造です。第1文型から、第5文型の言語が この三次元構造の中には、全て、位置づくのです。真理はシンプルで、美しいのです。 世界言語の共通のベクトルとして、認識すれば、言語の基本が、わかりやすいのです。 ●英語だけでなく、日本語を学ぶ時も、この言語の三次元ベクトルは、変わりません。 海外の現地に行けば、多くの人々の言葉から動詞・名詞・形容詞を重点に聴きだして、 その国の、言語の位置づけを決めて、ゆるやかに、話すことです。美しいプラス言語 だけを、多く使うことです。悪いマイナス言葉を現地で使うと命は必ず短くなります。 ■第1文型(S+V)●原点に主語を置く。原点から時間軸の未来方向へ、動詞を置く。 ●Fire burns. ●There is a vase on the table. ■第2文型(S+V+C)●原点に主語を。空間軸方向にBE動詞を。空間軸先に補語を 置く。時間軸方向にDO動詞を。円の両端と下端に補語を。円頂端に修飾語句を置く。 ●John’s father is a dentist. ●The weather has become warm. ■第3文型(S+V+O)●原点に主語を。時間軸方向に動詞を。円の中心に目的語を。 円の頂上点には修飾語句を。円の下部端には、原型動詞・現在分詞・過去分詞を置く。 ●He speaks English well. ●It began to rain. ■第4文型(S+V+O+O)●原点には主語を置く。円の中心には、目的語O-1を置く。 原点と円の中間には、目的語Oー2を置く。時間軸の方向には、必ず、DO動詞を置く。 ●My uncle gave me this watch. ●I will tell you an interesting story. ■第5文型(S+V+O+C)●原点には主語を置く。時間軸の方向には、DO動詞を置く。 円の中心には目的語を。円の両端と下端には補語を。円頂上に修飾語句を位置づける。 ●Mary will make her parents happy. ●We consider him a gentleman. ●運命は、言葉と意志と行動で決まります。名詞・形容詞・動詞には、美しいプラス 言葉と、陰気な、マイナス言葉があります。陽転思考・プラス思考・未来思考で日々 に、新しく、美しいイメージと豊かな言葉で、豊かな美しい人生を創りたいものです。 「あいつは敵である。だから殺せ。」の文章とは、第二文型の「~です」の文章です。 「友と仲良くしたい。だから対話する。」の文章は第三文型の「~する」の文章です。 BE動詞の文章には、あまりに固執せずに、やわらかく、しなやかな感性で、DO動詞の 文章へと切り替えれば、対話も進みます。豊かな世界の人類は進化し平和になります。 円錐形の未来意志に、いつも人生の目標や幸福のイメージを描いて、二人が協力して、 DO動詞の共同行為で努力して汗と知恵を出すから、人は強く結ばれ幸せになるのです。 ●これらの五種類の文型は世界言語の基本です。第一文型S+V・第二文型S+V+C・ 第三文型のS+V+O・第四文型のS+V+O+O・第五文型S+V+O+Cの全ての文型が、 この三次元の言語構造には、立体的に位置づきます。真理はシンプル。シンプルこそ ベストです。この言語の立体地図を書いて、人生で学ぶ、全英語を一枚の大きな紙に 全部書き出せば、人類は英会話を3秒で話せます。元素の周期律表と同じ言語構造図 の基本だからです。神はバベルの塔を破壊した前の言語構造と後の言語構造の基本の 形を、変えてはいないはずです。神は同じ機能で、言語の形だけ3000言語以上に 変えたのです。まさに、運命は言葉と行動で決まります。時間軸の先には未来意志を 位置づけて、宇宙の創造主の未来意志と自分の意志を合わし言葉で話し動くことです。 これは、小生の独創のオリジナル発想から生み出した「世界のことばのかたち」です。 ●偶然は、全て、必然です。この意志軸の上には、世界のさまざまな意識が点在して います。自我の意識・民族の意識・宗教意識・国家意識・階級意識・世界意識・宇宙 意識等が、互いに敵対したり、和解したり、協調しています。意識や心には壁はない のです。世界の平和を創ることを、天は望みます。言葉は、そのために、使うのです。 「こころを耕すこころ」という天の視点で、自分の心を客観化し大きな宇宙のこころ で、世界の森羅万象の出来事を点で凝縮し把握して、因果関係を推理し、自分の心を 日々に新たに、活性化していけば、いつまでも、人は若々しく生きることも出来ます。 いつも、恐怖心を小さくしながら、日々に、こころを大きく進化させていくことです。 21世紀の指導者とは、心を相対化して、言葉を選んで、人々を進化させることです。 問題解決の基本とは、この言葉の立体の構造を知ると、大変わかりやすくなるのです。 主語と述語と、BE動詞とDO動詞の位置が理解できるので、形容詞から動詞への変換や、 動詞の位置の変換が、すぐに頭の中の想像で出来るので優れた解決策を作れるのです。
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