第36章 「 質量に心あり ー日本の文化と米国・西洋の文化ー 」
世界文法ー21世紀を創る統合力と3次元文法ー |
●物質と心は別であるとの考えが、西洋に、科学を進化させてきた思想です。しかし、 日本文化思想の基軸は「物質に心あり」でモノと心を分けないのです。優れた日本的 経営者や勇気ある起業家は、こういう考え方で、成功しています。むしろ日本の学者 や評論家は、心とモノを分けた虚構で考え成功していません。世界的に大成功してい る経営者ほど、「質量に心あり」で、大成功しています。むしろ、モノと心は別物だ と講釈たれる学者や政治家ほど人生生涯で貧乏です。米国や西洋は人の心もモノの心 も無視し、歴史の進化の壁に気づいていません。21世紀の世界文化とは「モノに心 あり」の真理が世界的に認識される時です。そういう意味で、古い歴史で育まれた日 本文化では世界真理を形にしています。この思想が21世紀に飛躍的進化する国か進 化しない国になるかの分岐点です。宇宙の頂点から神眼が全てを見る意識が大切です。 ●自然エネルギーを社会エネルギーに変える力が人類力です。エネルギー利用効率こ そ世界技術の進化の指標です。また循環社会になる21世紀では、社会エネルギーを 自然エネルギーに切り替える力が人類の真の力になります。すなわち・・・・・・・、 社会エネルギー 自然エネルギー ■エネルギー利用効率=ーーーーーーー × ーーーーーーー 自然エネルギー 社会エネルギー ●このエネルギー利用効率の目標値は、「1」になります。理想の世界環境指標です。 この世界環境指標こそ、21世紀の世界環境の指標として、世界の200カ国と世界 の全企業と、全自治体と、全家庭の、環境改善の国際指標に、すべきです。二酸化炭 素の排出量という絶対的排出量を比較したり、国別で制限や国際的な売買を金融で対 応するだけでなく自主・自立・自尊の国際指標こそ普遍的です。2008年度の世界 サミットの国際環境の改善の国際会議で採用すべき指標です。地球の全点で可能です。 ●アメリカや西洋の歴史の進化の壁とは、モノと心を別物とわける考え方です。神は 全てに内在する。宇宙の全素粒子波にも心あり。人の身体も、心も宇宙の全質量の波 と共鳴し共時性をもち同期化して宇宙規模で波長が共鳴しています。モノや水や紙幣 や建物にも「ありがとう」という感謝のことばと念が必要です。モノの奥と身体の奥 の素粒子と宇宙の全存在の素粒子には心と意志があります。神とは全宇宙の全素粒子 波のエネルギーであるという真理を認識すべき時です。21世紀の世界最先端物理学 の量子論を学び、神の概念を大きく変える時です。神とは宇宙の全体、そのものです。 ●戦争で人と人が殺しても感謝の心がないと自由も民主主義も育たないのです。他国 に自由と民主主義を押しつけ自国では愛国法を作り自由を制限しています。歴史に対 する本末転倒のこの虚構は、モノと心が不可分である本質を知らない。物心不二です。 ●21世紀の情報社会が進化すると、仮想社会と現実社会の、「すき間」を理解して、 その両方の仕組みと設計法と矛盾を知らないと、危険に陥りやすいのです。美しい強 い心をつくり、21世紀の仮想社会と現実社会の両方を楽しむ時です。強い心で、自 分を中心に家庭・企業・国・世界・宇宙へ発信する力が大切です。悪意と善意を見抜 き、両者を統合する意識と思想と適応力が必要な21世紀です。バランスが大切です。 ●質量に心ありー日本文化です。日本文化こそ21世紀の世界を繁栄させる真の底力。 日本文化は世界文化のルーツだ。宇宙という大きな天心の太い根から大輪の花が咲く。 こころを耕すこころ。大きな宇宙の天心で、小さな私心を耕して、日本文化は生れる。
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