日米安保50年ー68億人の一滴の血も流すなー
●21世紀の戦争は国と国の戦争ではない。全人類の歴史を調べれば、全ての戦争が 国の指導者と国の指導者の敵対意識の下で強制で動かせられた人が殺しあう世界です。 21世紀の重要な歴史創造の視点とは、各国の指導者の「敵対意識」対「全人類68 億人の統合意識」の対立軸こそが重要です。全人類68億人の血の一滴も流さないよ うに、全人類の遺伝子が進化していくような創造的な世界平和文化の交流が大切です。 21世紀の世界平和文化の融合と創造と進化こそが日本の世界外交の基軸になります。 ●「意識」には下記があり、日本では敵対意識より統合意識が歴史で進化しています。 世界平和と繁栄と幸福を日本が実らすためには、敵対意識より統合意識が必要です。 21世紀の豊かな富をいかなる形で創るかが、日米安保50年の主たるテーマです。 仮想敵国として隣国を敵国にするという想像力より、アジア全域の平和と未来構築 をする創造力が、日米安保50年を変える統合意識の力であり日本外交の方向です。 ●アジアの隣国は敵ではない。悠久の20万年以上の文化交流の尊敬すべき国々です。 一人ひとりのいのちを尊敬する視点こそ、日本平和外交の基軸であり生活視点です。 「天の正道」を歩む日本ー宇宙の外からの視点がー今、世界・国連外交に必要です。 ●問題解決の方法は2つあります。存在を否定して殺人やいじめや戦争や紛争で人間 の存在を否定するやり方と、機能の関係性の改善をはかりながら対話と友好関係を 維持しながら、時間をかけて問題を解決する方向です。日本外交は専守防衛であり 後者のやり方を選ばなければならないような地政学的な位置があり立場になります。 いたずらに超大国に対し敵対意識をかきたてて、攻撃的な兵器開発は望ましくない。 武器輸出3原則の堅持は大切です。武器輸出より、技術レベルでの相互提携は各国 の自律的技術開発力と自律的雇用開発に長期貢献し繁栄する方法にもなるからです。 ●世界市場と権力の前に、裸のかたちでさらされている市民がアジアと世界にいます。 一人ひとりの市民の命を尊敬する意識こそ大切です。国際的な協調関係と平和文化 の、協調的な和の力こそ、日本と中国と韓国と台湾とロシアとアメリカと北朝鮮の 7カ国のアジアの平和外交の基軸を思想的な統合力が世界平和を創る力になります。 6者会議のアジア安保体制は日米安保50年の基軸の上に重層的に構築する時です。 ●下位の潜在意識から、顕在意識と、上位の宇宙意識・神意識までを、全て示します。 意識という大きな階層意識の中でも敵対意識の位置は相対的に小さくなりつつあり、 大きな統合意識のかたちの中でも、敵対意識の座標が明確に消えていく自律的歴史 をいかに創るかという創造的外交を展開して脅威から平和へ進むシナリオの時です。 ■子供意識・大人意識・兄弟と姉妹意識・親分と子分意識・家族意識・親戚意識 ■犯罪意識・いじめ意識・殺意意識・強盗意識・空巣意識・殺人意識・敵対意識 ■唯物意識・肉欲意識・快楽意識・物欲意識・性欲意識・いじめ意識 ■唯心意識・精神主義意識 ■性別意識・世代意識・職業意識・学生意識・市民意識・エリート意識・部落意識 ■学歴意識・学力意識・塾意識・予備校意識・学校意識・劣等意識・優越意識 ■団体所属意識(会社・宗教・学校・趣味・組合・軍隊・政党・同窓会・国家) ■地域連合意識(部落・町内会・自治会・区長会・防犯防災会・法人会) ■民族意識・人種意識・権力意識・公務員意識・民間人意識・消費者意識・財産意識 ■階級意識・階層意識・格差意識・犯罪者意識・被害者意識・政治家意識 ■国家意識・国民意識・貴族意識・地主意識・奴隷意識・労働者意識・資本家意識 ■地域連合国家意識(アジア・東アジア・太平洋・ヨーロッパ) ■国連意識・利権意識・平和意識・戦争意識・敵対意識・対立意識 ■宗教意識・科学意識・芸術意識・オリンピック意識・スポーツマン意識 ■地球意識・地球環境意識・地球資源意識 ■世界意識・世界理性・世界知性意識 ■顕在意識 ■潜在意識 ■宇宙意識 ■神意識 ■脱神意識 ■統合意識・全ての意識を統合して意識の座標を「心の時空」に位置づける統合力 ●18世紀から19世紀と20世紀と21世紀への300年間での全人類の進化とは、 「形容詞から他動詞へ、さらに自動詞への他律から自律への進化である」と言えます。 この視点は日本が新しい自律的公共社会の創造をする時の歴史創造の基軸になります。 ●封建社会から、植民地主義社会・帝国主義社会・資本主義社会・共産主義社会への 歴史と、ベルリンの壁の崩壊からの世界資本主義への進化とは、階級制度や土地制度 や身分制度や人種差別という他律経営社会から、自由・平等・平和へという自律経営 社会創造への人類進化の歴史でもあります。歴史は文法で進化するものです。他動詞 から自動詞へと、主体である市民や人類が自律的に考え動き組織化して進む歴史です。 人類史の革命や変革や改革や闘争の歴史の底に流れる力は、他律から自律への力です。 ●商品開発の歴史でも、「風呂を沸かす」から「風呂が沸く」というように、他動詞 から自動詞へと進化しています。自転車・自動車・自動風呂・冷蔵庫・洗濯機・炊飯 器・自動皿洗い機・電子レンジ・扇風機・クーラー・自動掃除機・ナビゲーション・ カラーコピー機・カメラ・デジタルカメラ・携帯電話・ビデオカメラ・FAX・時計・ 卓上計算機・ボールペン・ハイビジョンテレビ・介護知能ロボット・リモコン・自動 翻訳機・自動通訳機・自動議事録作成機・原子力発電・ソーラー発電・水素エンジン・ など等の戦後の多くの自動機械は基本的に他動詞から自動詞への進化を示しています。 アジア全域で近未来の商品開発と商品創造で平和意識を作り上げていく道が大切です。 ●新しい公共社会を創る日本のために必要な視点とは他動詞から自動詞への視座です。 他律過剰ではコスト過剰になります。自律的な公共社会の創造が必要な日本なのです。 21世紀の、新人類の教育開発には、「21世紀の世界的な教育改革」が、必要です。 霊感に満ち満ちた21世紀の人類を育成するためにも、理系と文系に分けた世界各国 の第二次世界戦争後の教育体系は人類をいびつに育てています。2008年度のサブ・ プライムローン商品の危機を見抜けないとの人類の鈍感さは今の教育体系が原因です。 理系と文系に分けた古い教育体系こそ、21世紀の人類史の進化を止めている壁です。 ●21世紀の日本と、先進国と、世界の68億人に必要な学問とは、世界文法学です。 世界文法とは、世界全学問と全言語を束ねる統合力の3次元文法であり、21世紀の 地球文明においての68億人と新人類の学問です。自然科学と社会科学と生活科学の 統合された科学であり、科学と宗教と芸術の統合学です。世界文法とは、21世紀に 「幸せになることばの科学」です。聖書の「はじめに言葉ありき」は大切です。今こ そ言葉の宝の扉を開けて宇宙史の原点に還り、言葉の力で人類史の未来を創る時です。 軍事力で敵対意識の脅威と恐怖の世界から発明力で融和意識の平和創造力が大切です。 ●世界文法ー自然科学と社会科学を束ねる統合力の学問ーが21世紀に必要なのです。 「はじめにことばありき」(聖書)で、人類史の全ての問題は、ことばで解決します。 長い人生において、私達人類は、結婚することにより、人生の課題を解決しています。 人生における節目と節目の大きなテーマを言葉にして問題を解決する文法が大切です。 結婚の問題解決における基本5文型の順序こそが・・・問題解決の基本サイクルです。 ●この問題解決の基本文型のサイクルこそ進化の文法でありDNAの進化の文法です。 この基本文型のサイクルこそ・・「健康と繁栄と進化の文法」・・そのものなのです。 これはDNA・細胞・結婚・経営・政治のどの次元でも同じであり、進化の基軸です。 この基本文型サイクルに反する時、人は病気と事故に会い、不幸になり早死にします。 「ウソをつけばよりがくる」と言うように潜在意識と顕在意識が整合しなくなります。 「心正しき者は幸いなり」で「DNAの進化」を意識した創造思考で長寿になります。 宇宙の創造主の神は、基本文型のサイクルで宇宙の進化を進め全細胞を元気にします。 ●もともと潜在意識に刷り込まれている「人類の進化の文法」に対して、顕在意識が 「人類が進化しない方向の文法」を使うなら・・すなわち、おかしな言葉・イメージ・ 犯罪や戒めに対して、無視して、心で、ことばを統合して統覚できなくなる時に・・・ まさに「ウソをつけばヨリがくる」で、潜在意識と顕在意識は逆転し、よれるのです。 健康で活力に満ち元気で長寿になる基本は潜在意識と顕在意識を逆転しないことです。 これが長寿になる基本です。自然の法則を学び、長寿の文法で統合する力が大切です。 ●21世紀の世界史にて理系と文系に分けた学問と教育が歴史の進化を止めています。 世界文法ー科学と宗教と芸術を束ねる統合力の学問ーが、21世紀の今必要なのです。 ■マルクス主義(社会主義・共産主義)と唯物史観の否定 ●21世紀の世界・アジア・日本において新しい思想への変革が必要です。小生はマ ルクスの「資本論」はドイツ語の原典も読み、日本語版も3回も読み。すでに、18 歳から43年以上も、マルクス主義の否定をしています。マルクス主義の否定は次の 8項目で十分です。日本人は皆理解しています。だから近未来創造の力が強いのです。 ①利益の分配尺度は労働時間の長さではない。労働時間に比例しないのです。 ②利益は組織運営維持費としての後払い費用です。再生産に利益は必要です。 ③歴史は土地の所有形態よりも、活用形態のありかたで進化を規定できます。 ④弁証法の論理よりも、因果関係は機能の連鎖的環で説明する方が自然です。 ⑤唯心論と唯物論を対立させる哲学より、むしろ融合した哲学こそ真理です。 ⑥資本と労働の対立よりも、投入と産出の関係を示す価値を高めるためには 投入エネルギーと産出連鎖価値の関係が、歴史を進化させる大切な要因です。 ( 20世紀は資本と労働の対立で戦争と革命の時代でしたが、21世紀は 世界的に政・官・業の利権構造と市民の対立と調整の時代に変化しています。) ⑦貴族や大地主や国家による大土地所有制度の集団農業は、全て失敗します。 コルフォーズやソフォーズや人民公社でも、農地解放して、自作農を育成し 小農経営に変えていかないと、豊かな中間市民層と自由市場は、育ちません。 ⑧中央の政治家や官僚や独裁による政治・経済・軍事の集中化は官僚肥大に なり、世界競争に負けて、人・物・金の自由な循環や価値や国力を下げます。 ●いたづらに敵対・対立・憎悪関係を維持して軍事競争拡大や軍事費予算拡大をはか るという手段に、いつまでも執着すれば、世界は戦争への道を選ぶでしょう。需要と 供給の関係から、世界軍事産業は拡大して宇宙安保の競争に進んでいます。歴史的な 平和思想の強い日本が、必要です。世界的に、平和意識を高める時です。今こそ、国 連も日本も、恒久的な、世界平和の構築のために、キューバ・北朝鮮・中国・ベトナ ム・イラク・イラン・アフガニスタン・中央アジア・中近東・アフリカに、対しても、 歴史認識を踏まえて、対立を超えた、世界平和思想の展開をすすめるべき時です。敵 対関係を維持して、過剰なる軍事産業だけの利権を肥やす、単独の独善主義は世界的 にも歴史的にも、許されない思想です。古臭い意識で固執しないことです。21世紀 の進化の法則として歴史を進化させる文法に気づき勇気を持ち切り拓く大事な時です。 ●マルクス主義と自由主義の対立時代ではない。人間幸福文化機能主義を中心にした 平和な世界を創る21世紀である。各国の軍隊を維持するための仮想敵の作文のため や軍事予算の拡大や軍産構造の肥大化のためにウソを作る時代ではない。価値を生ま ない軍隊や軍人を縮小する軍縮思想が必要です。21世紀の新しい価値を豊かに生ん でもの作りの文化やソフトや本物の衣食住を作る人と思想が大切です。軍隊や軍人を 増やすと税金の浪費になり赤字国債増になり発明や新商品は出なくなり国は自壊する。 ●潜在意識の霊性と顕在意識の感性を束ねる悟性ー心のかたちーを創る大切な時です。 科学と宗教と芸術の統合力こそが21世紀の日米安保50年に真に必要であり、戦争 よりも、21世紀の人類の遺伝子をいかに進化させていくかの政治外交力が必要です。 日米安保50年は敵対意識から統合意識への力こそアジア・世界創造に必要な力です。 日米安保50年の力とは、軍事力を中心とする敵対意識ではなく、平和な世界歴史を 創造する統合意識の力の上に構築されていくものであり、アジアに必要な公共財です。 一人ひとりのいのちを尊敬する視点こそ、日本平和外交の基軸であり、生活視点です。 徳尾裕久(TOKUO HIROHISA)●21世紀の統合力は浄化力と創造力の源